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2016/04/05(火)[将棋][研究]先手四間振り飛車銀冠、後手居飛車ビッグ4

将棋の大会を目前に控え、気合十分のごろうです。
今日は掲題に従い、以下のケースを起点に始めます。

流れをおさらいしましょう。
  1. ▲7六歩
  2. △8四歩
  3. ▲6八飛
  4. △8五歩
  5. ▲7七角
  6. △3四歩
  7. ▲6六歩
まで。
先手が初手角道を開け、後手は居飛車の急戦を狙って飛車先の歩を突く。
先手これの受けを▲7七角と上がり、後手これに△3四歩と角道を開けてプレッシャーを掛ける。
先手はこのタイミングで角交換されると不利なので素直に▲6六歩と角道を閉じたところで次は後手番となったところです。

色んなシミュレートがありますが、後手どうやっても居飛車なので早々に玉を逃がしていく展開へ。


  1. △4二玉
  2. ▲4八玉
  3. △3二玉
  4. ▲3八玉
  5. △1四歩
まで。

最後の1四歩が妙手。将来的に4四角と上げるのですが、角の逃げ道になります。
ここが上がっていないと5筋を死守しなければならず、先手の7九銀が活きてくると非常に厄介です。
この後の手として先手は▲1六歩と受けなければ△1五歩となり銀冠の強みを殺されてしまいます。


  1. ▲1六歩
  2. △5二金右
  3. ▲8八玉
  4. △4二金寄
  5. ▲3八銀
まで。

先手の3八銀は銀冠に組む手が見えるので以降△4四角と牽制します。
玉頭の歩を取られるとかなり致命傷なので△4四角が効き続けている限り
先手は▲8四歩と出来ません。
後手の角頭を突く▲6五歩とすれば解決は早いのですが、
玉の近くの駒を攻撃に参加させたくないので、
遊んでいる▲7九銀を戦闘に参加させます。
対策のフローは以下の通り。


先手は高美濃を作ります。
  1. △4四角
  2. ▲5八金左
  3. △5四歩
  4. ▲4六歩
  5. △2二玉
  6. ▲4七金
  7. △3二銀
  8. ▲3六歩
  9. △3一金
その後、銀を上げていきます。
  1. ▲七8銀
  2. △6二銀
  3. ▲6七銀
  4. △5五歩
こうなると先手は飛車を振りなおすしかありません。
8筋が攻めやすいので▲8八飛と振りました。


先手銀冠に組み換えが完了し、良い状態になりました。
後手はあと3手を残してビッグ4が完成する形まで持ってこれています。
銀冠を相手に戦えたのは△4四角の効きが大きいところです。攻めに苦しいため、銀冠を組む際は4四角の対策を考えなければなりません。
当然、これが相手に先手が行けばもっとひどい事になるでしょう。

この時、△1四歩が無意味に感じられるかも知れません。
今回の展開では▲4五歩を嫌いましたが、ここを容赦なく突くようだと△2四角の覗きが痛恨の睨みになります。
△5八飛車と振ってこられる危険性もあり、一気に中央が崩れてしまいます。
▲4六歩は動かすべきではないのです。

となると、もう▲7九銀を早く前線に送り込むしかないのですが、急ぎすぎると満足に囲いを作れないまま泥沼試合に突入します。
それはそれで問題なので、ビッグ4に組まれる危険性を考慮して高美濃である程度凌ぐ方法も考えなければならないかもしれませんね。
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